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本学会について

日本心身医学会とは

心と身体の関係を科学的に研究し、医学の進歩と国民の健康増進を目指します。

日本心身医学会(Japanese Society of Psychosomatic Medicine)は、昭和34年(1959年)11月30日に、九州大学内に「日本精神身体医学会」として、心身医学並びにこれに関連する諸分野を研究し、斯学の発展を図ることを目的として設立され、平成21年11月に50周年を迎えることになりました。

心身医学の発展

心身医学(Psychosomatic Medicine)は、心と身体の関係を科学的に研究して、 これを医学に活用しようとする学問です。

現代社会はストレスに満ち溢れ、多くのストレス関連疾患がみられますが、そのうち高血圧症や胃潰瘍などの身体疾患に、心理・社会的因子が密接に関与した病態を心身症と呼びます。

これらの心身症は、現代社会において増加しています。また、今日、不登校児が急激に増加し文教行政上問題になっていますが、彼らのほとんどは腹痛(過敏性腸症候群)や頭痛(筋緊張性頭痛)などの心身症の症状を訴えて登校しないことが見られます。このような心身症を、心身医学はその主要な対象として、いわば今日の問題解決の一翼を担っています。しかし、心身症に限らずすべての疾患には多かれ少なかれ心理・社会的、環境的因子が関わっていますので、すべての疾患を身体面のみならず心理・社会・環境面も含めて全人的にみていこうとする考えがあります。広義の心身医学は、正にこの全人的医療を目指すものであり、その発展のために心身相関の研究、 診断、治療や予防法を開発しています。

したがって、心身医学の実践は単に医師のみならず、臨床心理士、社会福祉士、 看護師などとのチーム医療が必要であるにとどまらず、さらに教育界、産業界あるいは行政とも協力、交流しあって推進されてきています。

心身医学の必要性は医学界でも認められ、昭和54年(1979年)に日本医学会の1分科会として加入を許可されています。一方、日本学術会議の登録学術研究団体と して同会議の運営に参画しています。 また、九州大学、東京大学、東邦大学、東北大学、関西医科大学、鹿児島大学、 東京医科歯科大学(歯学部)、日本大学、近畿大学に心身医学の講座ないしは診療科が開設されており、心身医学は学問の分野として確立され全国的な規模で活動しています。

これからの課題

平成8年の心療内科の標榜科が認可されたことに伴い、多くの病院に「心療内科」 が設置されるようになりました。これにより、急増している心身症の患者が有効な治療を受けやすくなります。ただし、保険点数が低いので、その引き上げを要望しなければなりません。
また、専門医養成のためには、大学において「心身医学講座」の増設が必要です。

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